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服部善郎 (はっとりよしろう)1928年神奈川県・横浜生まれ。 早稲田大学卒業後、読売ニュースのディレクター、釣り番組「日本の釣り」演出・出演などを経て、深夜番組「11PM」の釣りコーナーを23年間にわたり担当。 日本および世界各地の釣りを紹介し、「服部名人」の愛称で広く親しまれる。NHK趣味悠々講師、海上保安庁友の会理事、JGFA(ジャパン・ゲーム・フィッシュ協会)名誉会員。 |
| 小久保領子 (こくぼ りょうこ)ボアエージェンシー所属 趣味である釣りを生かし、テレビ、雑誌、ラジオ出演、コラム執筆など、各メディアで活躍中。 釣りは何でも大好き。管理釣り場や渓流のトラウト、湖沼のライギョから、海の大物釣りまでと、あらゆる釣りに挑戦している。現在、『AnglingFan』、『Fishing Area News』、『食漫』、WEBサイト等で連載を持つ他、CS釣りビジョン『五畳半の狼』にレギュラー出演。 小久保領子オフィシャルブログ>> |
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東京湾でのアナゴ釣り。

さて。
当日の釣果はというと、名人は60㎝を越す大型を頭に10匹。
私は、6匹。もう少し釣りたかったのは山々だけれど、十分おかずになる数ということで大満足。頬を緩ませたのだった。
「今日は、凪だし、潮の適度に流れていたから、条件としては良かったけれど、やや不調だったね。アナゴのご機嫌が、あまり良くなかったのかな。
この釣りは、正味3時間程度と短い。釣れる時間帯も、15~30分程度。釣れている時間に、いかに手返し良く釣るか、ということが釣果を伸ばすポイントなんだ。だから、船に乗ったら、餌は無論、ハサミや針のスペアなどは手が届く範囲にキチンと置いて、手際良く釣ることが大切だよ。
釣り上げたアナゴは、右手の親指と人指し指で首根っこをギュッと掴んで、針を外すと良いよ。
それと、釣れたアナゴを入れるバケツの中に入れる海水は、2~3㎝程度。あまり多く海水を入れてしまうと、アナゴが飛び出してしまうからね。
東京湾のアナゴは、なかなか手に入らないブランド魚。そんな魚を自分の手で釣ることができてしまうのだから、是非、チャレンジしてもらいたい釣りだね。僕は、天ぷらにして食べるのが好きなんだ。最高だよ!骨はね、唐揚げにして食べると美味しいんだ」。
江戸時代後期から、庶民の遊びとして続いているというアナゴ釣り。
ゲーム性があり、強烈な引き味を楽しませてくれる上、べらぼうに旨いときたもんだ。
長きに渡り、愛され続けているその人気のヒミツをストレートに味わい、垣間見た今釣行。
完全に、この釣りの虜となってしまったよ。釣った後は、船宿でキレイに捌いてくれるから、家に帰っても楽々。
また、アナゴは夜行性のため、釣りは夕方から夜にかけて行われるのが一般的。仕事帰りに、また、夕涼みがてら、ちょいと遊びに行けるのもこの釣りの魅力のひとつだ。
蒸し暑い夏の夜に、船に揺られ涼やかな潮風を浴びながらの釣りは、何とも心地良い。
江戸前の風情をも堪能できるこの粋な遊びと、江戸前アナゴの豊かな味わいを、是非、味わってみてはいかがだろう。
【文:小久保 領子】