
●江口 美貴 (えぐち みき)
Flower Salon Miki Art School主宰
株式会社ヴルーメン代表取締役
プリザーブドフラワーは、アートフラワー(造花)やドライフラワーとは違って生花に近い質感があり、しかも生花にはない色のバリエーションが揃っています。また、水を与える手間もなく、保存状態が良ければ1年以上も美しさを保つことができるのです。オドロキですね!
「プリザーブドフラワーは、加工した状態で販売されているから、ご自分で薬品を使って加工する必要はありません」
まずは、基本のワイヤリングメソッドです。ワイヤリングとは、ワイヤーでプリザーブドフラワーを固定することで、ワイヤリングメソッドとはその手法のことです。通常、プリザーブドフラワーは茎がなく、花だけの状態で加工されているので、ワイヤーによって軸を作ったり、固定したりします。
「花の”茎”を作る為の手法で、フッキングメソッドとピアッシングメソッドよ」

そして、テーピングです。フローラルテープの上に花首を置き、端を巻き込みます。右手で上を持ち、左手で斜め下へテープを引っ張りながら持った状態で、右手でワイヤーを回転させてテープを巻き付けます。
「テープを回すのではなく、ワイヤーを回すのよ。
上下で引っ張り合うようにして巻き付けてね
」
残り2輪のガクを外し、花びらをバラバラにして、大小に分けておきます。
「“メリア”といって、花びらを合体させて大きなバラを作る手法なの。プリザーブドフラワーならではのテクニックね」
花びらの付け根の部分を三角に切ります。
「付け根の部分はカーブがあって、そのままでは扱いにくいから、切って開きやすくするの」
大きい花びらを3~4枚残しておいて、それ以外のものを3枚ずつ、ワイヤリングします。お裁縫の要領で花びらの付け根の方を留めて、ワイヤーをU字に曲げ、(3)と同様にテーピングします。
「このワイヤリングは、特に繊細さが必要よ!」
(3)でできた花を核として、外側に(6)でワイヤリング&テーピングした花びらを重ねていきます。大きい花びらがいちばん外側になるように、小さい花びらから順に重ねます。
「重ねる花びらの中心が核の花びらと花びらの間にくるようにバランスよく重ねていくの」
スケルトンリーフを3枚重ねて、(6)と同様にワイヤリングし、(7)の花に添え、ワイヤーを軸にまとめてテーピングします。ワイヤーの束と葉の間にグルーガンでグルーを注入して、花と葉を固定します。
ワイヤーが見えている部分を(6)で残しておいた大きい花びらで隠すように、グルーで接着します。軸を適度な長さに切って花器にセットすれば、完成です。
「花びらに動きをつけやすいから、いろんなニュアンスを出せるの。プリザーブドフラワーのメリアならではよね」

【感想】◆◇◆ 次回更新は7月下旬を予定しております ◆◇◆


プリフェア2009 in みなとみらい
