
●江口 美貴 (えぐち みき)
Flower Salon Miki Art School主宰
株式会社ヴルーメン代表取締役
今回はお正月のお花ということで、日本の良き伝統を現代風にアレンジします。お正月といえば、縁起担ぎ。松竹梅は慶事の象徴であり、中でも松は最も格が高い縁起花材で、「神を待つ」という意味も込められています。さらに、中国では「歳寒四友」(さいかんしゆう)といって、松竹梅に蘭を加えます。また、雲竜柳は「昇り龍のように新年が上り調子になるように」との願いを込めました。


今回のアレンジメントは、雲竜柳とストレリチアで縦のラインを、松とシンビジュームで横のラインを作ります。完成をイメージしてスケッチしておくといけやすいでしょう。

花器に吸水させたオアシスをセットし、オアシスカッターで面取りします。
今回は横向きにもいけたいので、オアシスの高さは花器の口から1?2cmぐらい上に出るように。

雲竜柳の枝3本をからませて、同じ方向に巻くようにしてまとめていきます。枝をためるなどして形を整え、下をワイヤーで巻いて束ね、オアシスの上面右側に挿します。
「オアシスばっかり見てると、枝が傾いた状態で挿してしまいがち。枝を挿し直すとオアシスに大きな穴が空いてしまうので、失敗しないように1回で挿しましょうね」
雲竜柳に沿うようにストレリチアを挿します。高さは雲竜柳の3分の2ぐらいで、苞(花)の向きを変えたり高低差をつけて動きを出します。


松の枝を大きいものと小さいものに分け、大きいものは雲竜柳に沿う縦のラインと左側に広がる横のラインに、小さいものは右側のやや斜め横に広がるラインを作ります。横向きや斜め向きのものは枝をためて、動きをつけます。雲竜柳と同様、オアシスを見て挿すのではなく、枝の角度を見ながら挿します。
シンビジュームを横向きに左側へ、ガーベラを縦に右側へ挿します。それぞれ動きが出るように、バランス良くあしらいます。

オアシスを隠すように、アンスリウムを前に挿します。さらに、水苔でオアシスを隠します。

水引を蝶々結びにして、ワイヤーで雲竜柳に固定すれば完成です。
「上手にできたわね?。





