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ベランダ農業のススメ
ジャガイモ 飢饉から救ったヒーロー ベランダ農業 藤田 智
ジャガイモ ベランダ農業 マンガで読む

用意するもの:
●タネイモ
●大型のプランター(深さ30cm以上)
 または、土嚢袋・麻袋
●鉢底石
●培養土
●移植ゴテ
ジャガイモ プランター 栽培 藤田 智
栽培方法:
【1】プランターの準備
底面が隠れるぐらいに鉢底石を入れて平らにならします。プランターの半分ぐらいの高さまで培養土を入れます。プランターの代わりに土嚢袋(※1)や麻袋、培養土の袋を使用することもできます。袋の3分の2ぐらいまで培養土を入れ、袋の口を折り返しておきます。培養土の袋を使用する場合は、袋の底の両端を切り、袋の下部表裏数カ所に排水用の穴を空けます。1袋につき1株が栽培の目安です。

※1…吸水ポリマーなどの吸水材が入っていないものを使用すること。

【2】タネイモの準備
タネイモは、ウイルス病(※2)にかかっていない健全なタネイモを園芸店などで購入します。スーパーや青果店などで販売されている食用のイモは、ウイルス病にかかっている心配があるので使用しない方が無難です。植えつけの3~4日前にタネイモを購入します。1個が40~50g程度のタネイモはそのまま植えつけます。60~100gのものは半分に、それ以上のものは3等分に切ります。ただし、切ったイモの各片に必ず2個以上の芽があるように注意しながら切ります。切ったら、3日くらい切り口を乾かしておきます。切り口を乾燥させるのは、タネイモの腐敗を防ぐためです。乾燥させる代わりに、切り口にじゃがいもシリカ(※3)や草木灰(※4)をつけて植えつけることもあります。

※2…モザイク病などジャガイモの病気。ウイルス病にかかった食用イモを食べても人体には問題ない。
※3…タネイモの腐敗防止、土壌改良のための農業資材。
※4…草や木を燃やした後の灰。カリウムと石灰分を含み、有機肥料として用いられる。

【3】植えつけの適期と方法
春作は2月下旬~3月、秋作は8月下旬~9月上旬に植えつけます。20cm間隔で深さ5cmの穴を掘り、芽が上になるようにしてタネイモを植えつけます。

【4】水やり
植えつけ後はたっぷりと、それ以降は表面の土が乾いたら水やりをします。水のやりすぎに注意しましょう。

【5】間引き・増し土
発芽した数本の芽が15cm程度に生長したら、1ヵ所1本に間引きます。一番元気な芽を残して、それ以外は根元からハサミで切ります。間引き後、培養土を高さ5cm分ぐらい加えます。さらに、ジャガイモの花が咲き始めたら、プランター(または袋)の上部2?3cmまでたっぷりと培養土を入れます。イモが土から出ているとイモが緑色に変色するので、注意しましょう(緑色の部分にはソラニンが含まれます)。袋栽培の場合は、増し土のたびに折り返した袋の口を伸ばして高さを調節します。

【6】収穫
ジャガイモの茎葉が黄化してきたら収穫適期です。茎を切り、移植ごてなどで慎重に収穫します。1株から4~5個収穫できたら合格です。