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ベランダ農業のススメ
藤田 智 ベランダ 家庭菜園 園芸 菜園
●藤田 智(ふじた さとし)
1959年、秋田県生まれ。宮沢賢治に憧れて岩手大学農学部へ進み、岩手大学大学院修了。恵泉女学園大学人間社会学部教授として生活園芸、野菜園芸学の教鞭を執るほか、各地で講演や家庭菜園指導を行う“野菜づくりの伝道師”。テレビやラジオへの出演、雑誌や書籍の執筆など、幅広く活躍中。
●ナシエ
藤田先生との出会いによって野菜づくりに目覚めた家庭菜園ビギナー。園芸知識ゼロからのスタートながらベランダ農業達人めざして奮闘中。「流した汗は収穫という喜びで報われる」という藤田先生のお言葉を胸に、日々野菜の世話に勤しんでいます。
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トマト 太陽の恵み ベランダ農業 藤田 智
トマト 豊富な品種は人気者の証し
「今月の野菜は、甘酸っぱくてジューシーなトマト! 『好きな野菜』や『育ててみたい野菜』のランキングでは常に上位にランクインする人気者だよ」
「生でも加熱調理してもおいしい万能選手です。イタリアンをはじめ、世界中の料理にひっぱりダコ。最近ではトマト鍋やトマトラーメンもありますね」
「品種も多く、世界に8000種以上あるんだ。トマトの専門店もあるよね。ちょっとお高いブランドトマトも…」
『徳谷トマト』『アメーラ』が話題になってますね」
「も~、女性はブランド好きだから困るな~」
「別にブランド好きというわけじゃないですよ。おいしいものが好きなだけです!」
「ハイハイ。おいしいトマトの条件は、やっぱり完熟だよね。でも、一般的に流通しているものは完熟する手前で収穫してるんだ。水分の多いトマトはいたみやすいからね。だから、完熟してから収穫したトマトが食べられるのは、家庭菜園ならでは!」
「わ~い! 楽しみ~!!」
「とくに朝採りは最高! 夜間に養分をギュッと蓄えた実を収穫できるからね。朝日に照らされて真っ赤に光り輝くトマトは、ルビーにも匹敵する価値があるんじゃないかな? 実の心地よい重みと新鮮な甘味が心にジーンと響くはず」
「そんな感動が味わえるなんて、早起きしないわけにはいきませんね!!」
トマト
「日本で生食用として流通しているのはピンク系のトマト。ピンク系といってもアダルトな意味じゃないよ」
「誰もそんなこと思ってません!」
「トマトを色で分類すると『ピンク系』『赤系』『緑系』の3つに分かれる。赤系は主に加工用・調理用だね。緑系は熟していないわけではなく、熟しても緑色なんだ。最近は、褐色の『ブラックトマト』もあるね。大きさで分類すると『大玉トマト』(200g以上)『ミディ(中玉)トマト』(大玉とミニの間)『ミニトマト』(20?30g)の3つに分かれる。さらに小さいのは『マイクロトマト』という。『フルーツトマト』は、高糖度トマトの総称だよ」
「では、オススメ品種を教えてください」
「基本的には食べたい品種を栽培すればいいよ。初心者で失敗したくないなら、ミニトマトを選ぶのが無難かな。でも、ぜひ大玉にもチャレンジしてみて。病気に強く育てやすい大玉トマトを挙げておくので参考にしてね」
【サターン】
食味が良く豊産性の「大型福寿」の改良種

【強力米寿2号】
酸味が効いた懐かしい味の「強力米寿」の改良種

【ホーム桃太郎EX】
完熟型の「桃太郎」を家庭菜園向けに改良された品種

【黄寿】
酸味が少なく独特の甘味のある黄色種

【麗夏】
果肉がしっかりしていて実が割れにくい

【ボンジョールノ】
加熱調理でうま味が増す調理向け赤系トマト