安全で安心な食べ物を選ぶこと、手を合わせていただきますと言うこと、子供に食べ物のルーツを教えてあげること、環境に配慮した製品を買うこと、少しゴミを減らすこと等、今すぐにできることが、食育の第一歩。家庭の食卓からはじめましょう。お取り寄せグルメでLet’s Shoku-iku!


第三時限目の今日は、発酵食品について学んでいきますよ。』
『ハイ、先生。実は私、ずっと発酵食品のことが気になっていたんです。なんとなく分かるようで分からないというか・・。今日はどんなことを教えて頂けるのでしょう?』
『う~ん。そうだねぇ、発酵食品は奥が深いからね。簡単にいうと、発酵食品は、日本が世界に誇る長寿食なんだ。
『そうなんですか!
『そうなんだ。例えば朝ごはんの中にも、沢山あるね。味噌汁の味噌に、納豆に漬物。おひたしにのせる鰹節も、そこに掛ける醤油も、卵焼きに入れるみりんも、みんな発酵食品なんだ。日本が世界に誇る長寿食って感じでしょ(笑)。
『まず、成り立ち。発酵食品は、日本の高温多湿な日本の気候と関係がある。
『そうなの。それもそのはず、歴史が長いからね。
『そう。そしてそこに発酵を促す微生物がいた。日本独自のカビ、蒸した米にやってくる麹(こうじ)カビがね。
『分かったかな?では、続いては発酵食品の特徴をみていこうか。



『先ほど、発酵食品には塩が欠かせないとお話したけれど、その塩のバランスが最高なのが、この石川県輪島のわじまの海塩なんだ。奇跡の塩と言われるほどに、ナトリウムとマグネシウムのミネラルバランスが、人間の血液とほぼ同じ。
『それは、精製塩を前提にした話だね。塩は人体に必要な栄養素なのだけど、現代の過剰な減塩信仰は、塩素とナトリウムを化学的に合成させた化学塩を前提にしているんだ。化学塩、いわゆる食塩は、精製の段階で徹底的に不純物を取り除くのだけど、取り除かれる多くは必須ミネラルなの。
『さてお次は、塩漬けにした魚をさらに発酵させた逸品だ。池田商店はサバを1週間から10日塩漬けにしたあと、おばあちゃんが30年間使ってきた糠(ぬか)床を培養した糠に、半年から1年、味を調えるために漬け直ししたというもの。
『続いて、大豆から作られたものを、納豆、醤油、味噌の順で紹介していこう。
『こちらの味噌と醤油。愛知県武豊で、まるで時代劇に出てきそうな蔵で、百年以上も使い続けている樽で、今も作られているものだ。国産大豆と自然海塩「海の精」を使って昔ながらの方法で、気の遠くなるような時間をかけて仕込む。愛知あたりの味噌は八丁味噌が主流だが、この豆味噌も八丁味噌のように濃い色をしているが、まろやかで、やさしい味いだ。毎日みそ汁を飲む人は、飲まない人よりもガンにかかりにくいとの調査結果も発表されている。みそ汁は、日本が誇る長寿食なんだね。だから、子供達にその美味しさを伝えることは「食育」の大切な仕事なんだ。』
『豆たまりは三種類の醤油。自家製の麹を三日かけて発酵させたものを使い、三年かけてじっくりと熟成させたものだ。
『最後は、こちら。最高牛の代表格、米沢牛の霜降り肉を、地酒の吟醸酒糟と味噌を独自にブレンドした秘伝の床に付け込んだもの。外国の方にプレゼントすると「クリーミー」だと喜ばれるんだ。凝縮された旨味と、とろけるような味わいだのすみれ漬け。
『この米沢牛のすみれ漬。是非このソテーパンで焼いて欲しい。これは前回もお伝えした、僕がデザインプロヂュースしている鍋だ。違いが分かるはずだよ。詳しくは前回を見てくださいね。』


◆6月は食育月間です。佐賀県でイベントがあります。

発酵食品への理解も深まり、うれしい今日この頃。
なんといっても調理の基本は、塩。わじまの塩は、見目麗しく、これぞまさに塩の結晶。そしてちろりと舐めてみれば、そのまろやかさに二度びっくり。すかさず我が家の塩をなめ比べる。
あ~しょっぱっ。やっぱり違う。わじまの海塩は、それだけで食べられてしまう。これは、すごい。この旨味を味わうべく、献立はシンプルに、塩むすびと野菜の塩もみをこしらえることにした。
さて、そのおむすびを一口食べた夫君。
「とれたての味がするよ!新鮮な味がする」と呟いた。
まだ何も説明していないのに、この感想とは。
「すごいね~よく違いがわかったね。これは海塩をそのま天日乾燥したんだよ」と伝えると、
「俺は違いが分かる男だからなあ」と調子に乗ってきた(笑)。
小腹がすいた、ある夜のこと。納豆は夜に食べると、納豆菌が寝ている間に血栓を解消してくれると校長先生が教えてくれたことを思い出し、いつもは煎餅に手が伸びてしまう自分を制し、納豆を食べてみることにした。
さて、本日、肉日和。香ばしい牛肉の焼く香りが、なんともいえませんねぇ。肉汁をちろりと舐めて、あぁ~シビレました。