
| プロフィール 1958年広島県生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業、同大学院修了。 日本美術史研究者、明治学院大学教授、日本美術応援団団長、山種美術館顧問。 専門は室町時代の水墨画だが、縄文から現代まで幅広く応援する。 主な著書に『室町絵画の残像』『岡本太郎宣言』『日本美術の20世紀』など。 赤瀬川原平氏と共に「日本美術応援団」を結成し、独自の活動を展開中。 共著に『日本美術応援団』『日本美術観光団』『実業美術館』などがある |
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山種美術館の建物は、地上6階建てのビルですが、美術館部分は1階と地下1階です。1階には受付、ロビー、カフェがあり地下1階に展示室とミュージアムショップがあります。
山種美術館の来館者の導線は、まずエントランスから明るいロビーを経て、地下の企画展示室へと向います。 企画展示室からミュージアムショップへと抜けると、目の前に光の壁があり、「なんだろう?」と光に導かれていくと右手に山種コレクションの部屋がある、というわけです。この展示室は、企画展示室に比べると天井が低く、壁の色もやや暗めに作られていて、より親密な空間で作品を見ていただこうとするものです。
山種美術館は、ともかく作品をじっくり見ることを第一に考えて作られた美術館なのだということを、この展示室からもおわかり頂けると思います。

雑誌やこのサイトの画面などでは金箔のように見えますよね。実はこれは、箔ではなく、金粉を敷き詰めた「蒔きつぶし」という技法が使われています。「蒔きつぶし」とは、膠を塗った上にごく細かい金粉を均一に敷き詰める技法。村上隆もびっくりのスーパーフラットです。この技法が用いられた作品は《名樹散椿》一点 のみで、他の作品には金箔が使われています。こうした技法の違いも、ぜひご自分で見て確かめてください。
